便秘

便秘は、食生活・運動不足・ストレス・加齢・薬の影響など、
さまざまな要因で起こる非常に身近な症状です。
しかし、原因によって適切な対処法は大きく異なります。

このページでは、
・自宅で様子を見るべきケース
・早めに受診すべき危険なサイン
・家庭でできる対処法
・市販薬の選び方
を、医療従事者の視点で分かりやすく解説します。


まず確認してください(危険なサイン)

次の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

・激しい腹痛や強い腹部膨満
・血便や黒色便が出る
・急に便秘が始まった(特に50歳以上)
・体重減少・食欲不振を伴う
・1週間以上まったく排便がない
・嘔吐を伴う便秘


自宅で様子を見てもよいケース

次のような場合は、生活習慣の調整と市販薬で様子を見ることができます。

・食事量が少ない、食物繊維不足
・水分摂取が少ない
・運動不足が続いている
・旅行や環境変化のあと
・慢性的だが症状は軽い


家庭でできる対処法

・水分をしっかり摂る
・食物繊維(野菜・果物・海藻・豆類)を増やす
・毎日決まった時間にトイレに座る
・適度な運動(散歩など)
・腹部を温める


市販薬の選び方

便秘に使用される代表的な成分は以下です。

酸化マグネシウム
→ 便をやわらかくして自然な排便を促す(習慣性が少ない)

センノシド・ビサコジル
→ 腸を刺激して排便を促す(連用注意)

食物繊維製剤
→ 便量を増やして排便を助ける

漢方薬(大黄甘草湯・防風通聖散など)
→ 体質に合わせて使用

※ 妊娠中・持病のある方は薬剤師に相談してください。


病院に行く目安

・生活改善や市販薬でも改善しない
・便秘と下痢を繰り返す
・排便時の痛みや出血が続く
・症状が徐々に悪化している