腹痛や下痢は、食あたり・感染症・ストレス・冷えなど、
日常で非常によく見られる症状のひとつです。
しかし、原因によって対処法や受診の目安は大きく異なります。
このページでは、
・自宅で様子を見るべきケース
・早めに受診すべき危険なサイン
・家庭でできる対処法
・市販薬の選び方
を、医療従事者の視点で分かりやすく解説します。
まず確認してください(危険なサイン)
次の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・激しい腹痛が続く
・血便、黒色便が出る
・38℃以上の発熱を伴う
・水分がほとんど取れない/尿が極端に少ない
・嘔吐や下痢が止まらない
・高齢者・乳幼児・妊娠中の方で症状が強い
自宅で様子を見てもよいケース
次のような場合は、安静と水分補給を基本に自宅で様子を見ることができます。
・軽い腹痛や下痢で全身状態が安定している
・発熱がなく元気がある
・食あたりや冷えが原因と思われる
・水分摂取が可能
家庭でできる対処法
・こまめな水分補給(経口補水液が望ましい)
・消化に良い食事(おかゆ・うどん・バナナなど)
・腹部を冷やさない
・無理に食べず安静に過ごす
市販薬の選び方
腹痛・下痢に使用できる代表的な市販薬の成分は以下です。
ロペラミド
→ 下痢止め(感染性の疑いがある場合は使用を控える)
ビオフェルミン・乳酸菌製剤
→ 腸内環境を整える
ブチルスコポラミン
→ 腹痛(けいれん性の痛み)をやわらげる
※ 発熱や血便を伴う場合、強い腹痛がある場合は、
市販薬で様子を見ず医療機関を受診してください。
※ 持病がある方、妊娠中の方は薬剤師へ相談してください。
病院に行く目安
・症状が2〜3日以上改善しない
・下痢や腹痛が悪化している
・水分が取れず脱水が心配
・普段と明らかに様子が違う