咳やのどの痛みは、日常生活の中で非常に多く見られる症状です。
風邪や感染症、アレルギーなど、原因はさまざまで、対処法も大きく異なります。
このページでは、
・自宅で様子を見てもよいケース
・医療機関を受診すべき危険なサイン
・家庭でできる対処法
・市販薬の選び方
を、医療従事者の視点で、できる限り専門用語を使わず、誰にでも分かる言葉で解説します。
さらに、
・ウイルス性か細菌性かの見分け方
・周囲にうつさないための家庭内対策
・子どもや高齢者で特に注意すべきポイント
・医療機関で行われる検査や治療の流れ
についても、「今どう行動すればよいか」がすぐ分かるようにまとめています。
「様子見でよいのか、それとも受診すべきなのか」
迷ったときの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
まず確認してください(危険なサイン)
次の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・息苦しさ、呼吸が荒い、ゼーゼーする
・38℃以上の発熱が続く
・のどの痛みが非常に強く、水分が取れない
・強い胸の痛みや激しい咳が止まらない
・血の混じった痰が出る
・意識がぼんやりしている/ぐったりしている
自宅で様子を見てもよいケース
次のような場合は、安静と水分補給を基本に自宅で様子を見ることができます。
・微熱〜37℃台で全身状態が安定している
・軽い咳やのどの痛みが中心
・食事や水分がある程度取れている
・市販薬で症状が和らいでいる
家庭でできる対処法
・十分な水分補給
・室内を乾燥させない(加湿)
・のどを冷やさないよう保温
・声を出しすぎず安静に過ごす
・必要に応じて解熱鎮痛薬や咳止めを使用
市販薬の選び方
咳・のどの痛みに使用できる代表的な市販薬成分は以下です。
トラネキサム酸
→ のどの炎症を抑え、痛みを和らげる
デキストロメトルファン
→ 咳中枢に作用し、咳を抑える
アンブロキソール
→ 痰を出しやすくする
アセトアミノフェン
→ 発熱やのどの痛みを和らげる(胃にやさしい)
※ 持病がある方、妊娠中・授乳中の方は薬剤師へ相談してください。
病院に行く目安
・症状が3日以上続く
・咳やのどの痛みが悪化している
・夜も眠れないほど症状が強い
・普段と明らかに様子が違う